西国三十三観音輪行巡拝その2
2011年4月29日(金)昭和の日
岐阜の廃線跡と華厳寺を訪ねました。
  名鉄で岐阜駅まで輪行し、岐阜駅前から自転車で谷汲山までサイクリング、
2001年10月に廃止された名古屋鉄道揖斐線の廃線跡を辿り、西国三十三観音輪行巡拝2回目として谷汲山華厳寺に参拝しました。帰りは樽見鉄道の谷汲口駅から輪行し、大垣経由で帰りました。揖斐線は忠節駅起点、本揖斐駅終点、途中黒野から谷汲線が分岐していました。2001年10月に黒野駅から先の揖斐線と谷汲線が廃止され、2005年4月に残りの揖斐線が岐阜市内線と共に廃止されました。
  忠節から政田
政田から谷汲

  揖斐線の起点は忠節です。忠節駅は以前岐阜市内線の駅と揖斐線の駅が隣りにあって、岐阜から忠節で乗り換えになっていました。のちには、岐阜市内線との直通運転がなされていました。忠節駅跡はスーパーの敷地になって跡形無い状態です。   忠節駅先の線路跡

 ◆揖斐線の主な駅跡
近ノ島ごんのしま駅跡
  近ノ島・旦ノ島間橋梁
旦ノ島だんのしま駅跡
  伊自良川橋梁に向かう築堤
伊自良川橋梁先の築堤
  尻毛駅跡
又丸駅跡
  北方東口駅跡
北方千歳町駅跡
  美濃北方駅跡
樽見鉄道を越える廃線跡
  真桑駅跡
相羽駅跡から北の山並み
  黒野駅跡
整備後の黒野駅
  左が揖斐線、右の築堤が谷汲線
揖斐線の各駅のホームは残っていました。谷汲線の分岐駅の黒野駅は駅舎もホームもよく残っています。2013年には駅跡周辺が黒野駅レールパークとして整備されています。駅舎は、名鉄電車が走るジオラマや運行当時の写真や資料などを展示して、黒野駅ミュージアムになっているようです。黒野駅を確認して、谷汲に向かいましたが疲れて、自転車を漕ぐのに精一杯で黒野から先の駅は確認せず、谷汲を目指しました。

 ◆谷汲線谷汲駅
谷汲駅跡
谷汲駅跡
黒野方面を望む
谷汲線電車運転席
谷汲駅は廃線前のまま残っていて、ホームに自由に出入りできるようになっています。ホームには電車が静態保存展示されており、運転席をのぞくことが出来ました。谷汲駅前の先を右にまがると谷汲山華厳寺の参道がまっすぐ続いています。

 ◆谷汲山華厳寺 西国第三十三番
華厳寺仁王門
華厳寺境内
華厳寺本堂
華厳寺御朱印
満願堂御朱印
笈摺堂御朱印
華厳寺は西国三十三所霊場の満願三十三番です。華厳寺では、本堂、満願堂と笈摺堂の三箇所の御朱印をいただきます。谷汲駅から仁王門まで参道が続き、仁王門からは階段が続きます。途中で足が動かなくなり、暫く休まないと本堂にあがることが出来ませんでした。参拝して御朱印をいただき、参道の食堂で昼食をし、樽見鉄道で輪行するために、谷汲口駅にむかいました。華厳寺は春の桜や秋の紅葉には大変賑わうようです。また、毎月18日は御本尊の命日にあたり、岐阜駅から直通バスが運行されます。

   名鉄揖斐線と谷汲線の廃線跡を見学して、華厳寺に参拝したので、後は輪行して帰るのみです。樽見鉄道の谷汲口駅からの列車まで、時間があったので、近くの根尾川を見に行きました。谷汲口駅を出るとすぐに渡る鉄橋がみえました。谷汲口駅から華厳寺まで揖斐川町のコミュニティバスが運行されています。樽見鉄道の終点大垣でJR東海道線に乗り換え帰りました。   根尾川の鉄橋を望む
   谷汲口駅
谷汲口駅ホーム
   大垣方面の眺め
樽見方面の眺め